厳しく気高く美しい。
永遠の憧れ、アルピニズムの聖地ここにあり
標高3,000mを越える峰々が連なる、北アルプス南部の主稜線。昔から「岩と雪の殿堂」と称され、登山者やクライマーにとっていつの時代も憧れの場所とされてきました。登山道は、岩が層になって峻険な部分が多く、切れ立った箇所やハシゴ・鎖で補助された場所を通行することも。毎年、転落事故も起きているので、万全な体調と、適切な服装装備、岩場通行のある程度の技術があることが求められます。
山頂への到達、また縦走の成功は、たまらない達成感となるでしょう。
その環境下でも山小屋は多くの登山を愛する人々を受け入れるために進化しており、とても快適に山中での宿泊が出来ます。
槍・穂高連峰エリアの山小屋
主なピーク
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奥穂高岳3,190m
北アルプス最高峰、日本第三位の3,190m。山頂には穂高神社嶺宮が鎮座し、「日本アルプス総鎮守」の銘が。
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北穂高岳3,106m
その名の通り、穂高連峰の一番北にある山。「鳥も通わぬ」滝谷をはじめ、穂高ならではの絶壁が人々を魅了する。
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前穂高岳3,090m
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西穂高岳2,909m
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槍ヶ岳3,180m
天を鋭く突き刺すが如く屹立した山の姿は「日本のマッターホルン」とも呼ばれる。山頂からは北アルプスのほぼ全ての山々を望むことができる。
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南岳3,033m
槍ヶ岳と穂高連峰の中間地点に位置する3000m峰。槍穂高の展望台でもあり、目の前には大キレットが広がる。
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涸沢岳3,110m
「穂高」の名はつかぬが、立派な穂高連峰の一員。連峰をぐるりと見渡せる。
ビュースポット
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涸沢
涸沢カールは、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳と3,000mを超える穂高連峰にぐるりと囲まれた日本を代表する山岳景勝地です。
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岳沢
前穂高岳へのルート上。秋は木々の多くは黄色に彩られ、涸沢とは違った美しさに。近年は、外国人登山者も含め、上高地からのワンデイハイクも人気。
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横尾
横尾は槍穂蝶の分岐点。ここからは本格的な「登山」となる。立派な横尾大橋に心奮い立たされる。
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槍沢
槍へのメインルート。槍ヶ岳を開山した播隆上人も拠点とした。